青色の怪獣遣いになりたくて

怪獣とおんなのこの夢をみている

りんごかりんとう@無印良品

大学時代、特に修士論文を書いていた頃の私は、大学生協で売られていた牛乳かりんとうを愛食していた。1袋を30分で空けることもざらだった。よくそのへんで売られている黒糖かりんとうよりもしつこくない、牛乳のほのかな甘さ(砂糖をまぶしてあることは考慮しない)と、サイズ感がちょうどよく、無心にぼりぼりやっていた。いちおう1日に1袋しか食べないようにしていましたが。
大学を卒業するとき悲しかったことはたった一つ、この牛乳かりんとうを日常的に食べられなくなることだと思ったくらい。

 

あれから10年……はまだ経っていないが、スーパーで白かりんとうをみかけると買ってみて、「ち、違う!私の食べたいかりんとうはこれじゃない!!」を何度かやった。米系のあっさりさは求めてないんだよ。あと細いのもなんか違うんだよな。
そうこうしているうちに胃袋のほうがそこまで油菓子を大量に受け付けなくなって、あぁもう牛乳かりんとうを1袋空けることはないかも、と思うようになっていた。

 

今年の秋、無印良品はりんごフレーバーのお菓子を大量リリースしていた。
そのうちの1つがこちら、「りんごかりんとう」。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550512833888

 

一目見た瞬間、牛乳かりんとうとの再会だと思った。その色味、大きさがあまりに似ていたので。即買って、おうちですぐ開封

これだーーー!私の求めていたかりんとうだーーー!!
もちろん味は牛乳ベースの甘さではなく、ほのかなりんごとシナモンの風味が感じられるフルーツの甘さなのだけど、しつこくない甘さと食感は、あまりにも懐かしい牛乳かりんとうのそれだった。昔の親友によく似た人と出会って、他人だけどなんとなく嬉しい、そういう感覚に似ていた。
気付くと1袋空けていた。いけませんわ若くないのに(胃腸というか肌が荒れる)!

 

でも、たまにはこんな日もいいよね?ということで、大学時代の思い出に浸りつつ、月イチくらいで1袋空けている。たぶん年度末くらいまでこうだと思う。仕事の雰囲気が修論のころと似ている、ということからは目を背けています。

 


次回予告

ついに行けたぞダンデライオンチョコレート!の巻