青色の怪獣遣いになりたくて

怪獣とおんなのこの夢をみている

朱雀モンブラン@小布施堂

元気になるために食べる、書く

ちょっと心身にしんどいことがあり、お仕事もかなり忙しかったので、アドベントカレンダーの更新をやめていた。が、下書きはあるしなんとなく宿題を残しているみたいで、精神的によろしくなかった。スマホでしか書けないというのも良くないのかもしれない(手書きやキーボードでもやりたいのだが)。書くの自体はとても楽しいんだけど、時間が溶けるのだ……。

というわけで、整理した。しんどかった2日分(10日と11日)はおやすみです。12日目の記事からは短くてもいいので書く。一日に複数書くかもしれないが、気が向いたらね。お菓子の入ったアドベントカレンダーだって、忘れてていっぺんにいくつも開けちゃうことがあるだろうから。

元気になるために食べるし、書く。

 

実演販売の魔力

小さい頃から実演販売が好きです。

砥石、洗剤、たこ焼き、クレープ、そういったものの最前列を陣取ってずーっと作業を眺めている子供だった(迷子になったのをそこで捕まってて発見されたこともある)。大判焼きのあんこを筒に入れて小刻みに切って入れるとことか楽しい。一度はそういうバイトをしておけば良かった。

 

今年の初秋……というにはまだ暑かった記憶があるんだけど、伊勢丹新宿の地下食品フロアで、その実演販売はやっていた。

モンブランである。しかもすごくでっかい。

小布施堂というお店が伊勢丹にあることをその時初めて知りました。

https://obusedo.com

 

私はその日、クルミッ子と鳩サブレを買いに来ていた。というか、実はあまりモンブランが好きなわけではない。クリームのボソボソ感や、栗の甘露煮が甘すぎるか硬すぎるかで、微妙な気持ちになってしまうことが多いから。

しかし、実演販売は強い。

お兄さんが台紙を置き、中央にタルトの山を据えて、クリーム(栗餡)をところてんを絞り出すようなやつでどんどこどんどこどんどこ絞り出す!!!!縦にも横にもそんなにかける?!というくらい絞るのでびっくりした。スパチュラでまんまるくドーム型に整え、そうっと蓋をして、完成。3分かからないくらいだったかな?

……ちょっとこれ、食べてみたいかも……でもでもお一つ2,160円!ホールケーキじゃん!!

 

母上が「食べよう!」と言って買いました(ありがてえ)。

 

ホールケーキ級のモンブラン

まぁ持ち帰るのに気を遣った!背景にしてるのは紙袋なんですが、シックな和風でかっこいい。

ほんとに大きいんですよ……手には載るけどギリ、みたいなサイズ感。

中身はと言いますと、タルト台の上には栗(煮たやつ)とカスタードクリーム、カシス。その上に栗餡とスポンジ、生クリームでふたをされていて、この上にこれでもかと栗餡が載っている。

栗餡を含めて全体的には甘さがひかえめで、心配していたボソボソ感も少なく、栗の味わいがよく分かる!美味しい!カスタードや生クリームでかなりケーキっぽいんだけど、カシスのアクセントが効いているのと、栗が甘ったるくないので、大きさの割にぺろりといけてしまいそう。お値段のことを考えて踏みとどまった。

 

長野の本店では「栗の点心」とか「モンブラン朱雀」とか、懐石料理ばりのメニューもいただけるらしい。モンブラン朱雀と朱雀モンブランの違いとは。そこまで栗が好きではないので私は行かないだろうけど、すごくこだわっていることは伝わりました。一度は食べてみるものである。

ちなみに朱雀モンブランはオンラインショップで買えるそうなので、ご興味があれば……。

 

次回予告

福島の果物と、両親との思い出